文化財の修復作業は、歴史的な遺産を後世に伝え残していく上で重要な行為である。とは言え、何事もやり過ぎは禁物だ。
この度中国で修復されたとある仏像が、あまりにも滅茶苦茶だとして物議を醸している。
以下が問題の仏像だ。
Credit:AsiaWire / Xier
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まるで「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造の様なこの仏像は、中国北西部の甘粛省にある石壁に掘られたもので、今からおよそ1500年~1800年前の六朝時代(222年-589年)に創られたものだと考えられている。
1998年に村人達が自ら出資して職人を雇い、修復作業が行われた。
地元の役人はこの件に関して「色は修復作業によって塗られたものの、この仏像は修復する前から微笑んでおり、多少の変化はあるが、修復前後で外観に大きな差はない」、「仏像が笑っているのには理由がある。微笑むブッダと言うだろう。これが本来の姿だ」と述べた。
なお、中国のネット民からは「この仏像を見た俺の方が笑ってしまった」、「どうしたら仏像の修復結果がこんなことになるんだ?」、「我々の5000年の歴史をもっと尊重してくれ」と言った反応があった。
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